ありがとう三千櫻  〜三千櫻にエールを送る会・セレモニーレポート〜

 岐阜県中津川市のインター近くにある「ちこり村」では、4連休の7月23日(木・海の日)〜26日(日)までの4日間、「さようなら三千櫻」と銘打った試飲即売会が開催されました。

中津川仕込みとなる最後の三千櫻と山田ご夫妻と別れを惜しむ方が次々と訪れ、試飲会は連日、盛況につぐ盛況でした。さすが三千櫻!

連日大盛況!


そして「スポーツの日」である2020年7月24日(金)の夕刻から、「三千櫻酒造山田耕司社長にエールを送る会」のセレモニーが、ちこり村の一角で賑やかに執り行われました。

会場は普段はランチで賑わうレストラン「バーバーズダイニング」。この会のためにレイアウト変更し、その一角に設けられたステージには、どーんと2つの横断幕が掲げられておりました。


「新天地・北海道で酒造りを極める三千櫻酒造 山田耕司社長にエールを送る会」

「前代未聞!!創業143年 三千櫻酒造が岐阜・中津川から新天地・北海道へつなぐ志」


その言葉通り今回のセレモニーは、三千櫻を「送る人」と「迎える人」、そして三千櫻の未来を心から応援する人々が一堂に会す、なんとも貴重で、愛に溢れる空間となりました。


それでは熱きセレモニーの様子をお伝えしていきましょう!



第一声を切ったのは、この会の仕掛け人、「ちこり村」の運営会社である株式会社サラダコスモスの中田智洋社長。


この会の仕掛け人中田社長


ご存知の方も多いと思いますが、ちこり村では「ちこり」を原料とした「ちこちこ焼酎」を作っています。造り酒屋なのにもかかわらず、他の酒蔵の(しかも日本酒の)試飲即売会ができたのも、もちろん中田社長の采配です。その期間中はなんとオリジナル焼酎を脇にどかして、三千櫻のためだけに売り場を作ってくれたのです。


さらには、「ちこちこ焼酎」と中津川で仕込んだ最後の酒「三千櫻愛山」の限定セットも用意してくれました! ちこり村でしか買えない貴重なセットです。

なんという行動力! 素晴らしい実行力! なかなかここまでしてくれる人はいないでしょう。中田社長が社長がどれだけ三千櫻を、そして山田さんを大切に思ってくれているかが伝わってきますよね。



中田社長の温い言葉に続き、山田耕司社長へ、とっても立派な真っ赤な薔薇の花束が手渡されました。一体何本あるのでしょう。もう「ゴージャス」の一言です。でも、意外と似合うな、山田さんと薔薇(笑) どれだけ似合うかは・・・この記事を最後まで読むとわかります♪


そんな素晴らしい歓迎を受けまして、本日の主役、三千櫻酒造5代目 山田耕司氏のスピーチが始まりました。せっかくなので、そのお言葉、皆さんにも聴いていただきましょう!





自分のお話が終わり、いっきにホッとした感の山田さん。その安堵の表情を取材班は見逃しませんでしたよ! 

こっそり撮っているところを中田社長に見つかり、マスク越しではありますが、中田社長の満面の笑みもゲットしちゃいました(笑)


続きましては、「迎える側」代表の東川町町長の松岡市郎様。遠路はるばる1500キロ以上の距離を超えて中津川まで足を運んでくれました。記念すべき「初・中津川」だそうです。東川町がどんな町なのか、そして三千櫻とともに描く素晴らしきビジョンをお話くださいました。


同じく「初・中津川」の東川町農業組合の代表理事連合組合長の樽井功様。今秋から三千櫻が使う酒米2種類「きたしずく」と「彗星」をメンバー5名で育ててくれています。

9月には稲刈りが行われるそうですので、稲の成長の様子などもこのブログでお伝えしてまいります。楽しみにしていてください!



続きましては「送る側」からのお言葉です。青山市長の名代として駆けつけてくれた中津川副市長の大井久司様です。市長はなんとしても出席したかったそうですが、おからだの理由でそれも叶わず・・・。でも大井副市長の胸ポケットには青山市長からの直メッセージが! 会場にいた全員で、その思い、しかと拝聴いたしました。


そして、中津川北商工会会長の早川正人様です。山田さんとは数々の思い出があるそうで、中津川からいなくなってしまうのは正直とても残念だと、素直な気持ちをお話しくださいました。そして、山田さんと介して東川町と新たなご縁が広がることを楽しみにしているとも・・・。

激しく同意です!! この会場にいる全員が同じ気持ちだったと思います。


中津川酒造組合理事長にして岩村醸造の渡會(わたらい)充晃様。先ほどお会いした時はマスク姿だったのでわかりませんでしたが、ヒゲダンディだったのですね♪ 三千櫻とは酒作りを通して切磋琢磨してきた仲間からのエール、心に染みました!


さぁ、いよいよ乾杯です。皆さんのお手元に配られたのは、北海道生まれの酒米「きたしずく」と、中津川の湧水で醸した『三千櫻 夏のにごり 生原酒』です。これ以上乾杯にふさわしい酒があるでしょうか!




景気良く「乾杯!」のご発声をしてくださったのは、中津川商工会議所会頭の杉本潤様です。明るいトークに一気に会場の温度が上がりました。


かんぱーーい\(^o^)/ (パチパチパチ〜拍手〜)


ここからはフリータイムです。

テーブルには松岡町長、樽井代表理事のご好意で、「東川米」二大ブランドの「ゆめぴりか」と「ななつぼし」で作った小さな「おむすび」が並んでいます。さすが米どころ東川町、ゆめぴりかの方は「ゆめぴりかコンテスト2019」で最高金賞に輝いた最高の出来栄えです。

ちょうど小腹が空いてくる時間帯だったので、この心配りはありがたかったです。皆さんもモリモリ食べていて、あちこちから「おいし〜」「うん、うまい!」の声が聞こえてきました。


他にもちこり村自慢のお料理がズラリ並び、皆さん舌鼓をポンポンと撃ちながら、楽しい会話と思い出話と三千櫻に酔いしれたひとときでした。









終始笑い声に包まれた、あっという間の2時間でした。まだまだおなごり惜しさでいっぱいですが、いったんお別れしなければ、再び出会うことはできません。次に出会うために『三千櫻にエールを送る会』、これにてお開きでございます。


お疲れ様でした! 

ありがとうございました!


それでは最後にスペシャルショットを・・・♪


赤い薔薇が(意外にも)似合う男、山田耕司・・・でした。