もうすぐ完成!「東川の蔵」とみんなが汲みに来る「大雪山旭岳源水」

初めまして。三千櫻応援団の一人、博士(はかせ)です。

9月末に旭川に出張しましたので、東川町に寄って気になる建設状況を見てきました。
旭川空港からタクシーで15分足らずで、東川町の中心地の「道の駅」に着きます。
東川の蔵は、そこから車で約5分の処、西2号を北へ行き、水田の中の森の隣にありました。

タクシーを降り、まず目に飛び込んできたのは・・・


青空に映えるこの白い壁! 蔵の南側は殆ど出来上がり、東側(旭岳側)と北側も殆ど出来てきています。


■蔵の位置を俯瞰で見てみよう!

と、いきなり目に飛び込んできた完成間近な蔵の様子に胸の高鳴りを覚えましたが、ここはひとつ落ち着いて、蔵の建つ位置を確認しておきましょう。ひがしかわ観光協会」のホームページの手書き地図に赤点を付けてみました。


■今月初旬(2020年10月)の現場の様子

ちなみに、今月になって蔵元が現場を訪れた時には、外側の舗装が完成していたことを付け加えます。


■「大雪旭岳源水」に行ってみた

さて、日本酒は“仕込み水”の割合が非常に高いものです。岐阜県中津川田瀬の三千櫻は、背後の山から湧く超軟水で造られていましたが、移転後の水はどのようなものだろうということで、蔵から19Kmの「大雪旭岳源水」にも行ってきました。

 


忠別湖の北側にある源水には駐車場が整備され公園になっています。このような水汲み場が2カ所あり、多くの人が大型ペットボトルで汲みに来ていました。冷たくて美味しいです。


公園から散歩道が伸び、源水まで続いています。
源水は何もない斜面から、大量の水が湧き出しています。


■気になる「水質」は

日本酒造りで気になるのが水質ですが、こちらの水質は「硬度94」と中硬水です。


すぐ近くには東川町などが出資した株式会社大雪水資源保全センターがあり、「大雪旭岳源水」を販売しています。この源水が、忠別川を流れ下り伏流水として蔵の地下を流れていきます。そして、多くは田圃の水となり、酒米の「彗星」「きたしずく」を育てます。蔵にとって大事な水です。

この源水は仕込み水とかなり似ていると想像できます。皆さんも、機会があれば源水に行って飲んでみてください。ということで、私の現場レポート、本日はここまで。